ニュースでご存知の方も多いと思いますが、制度制定から30年、設定の主旨と現実の運営にギャップがあり、 又、多くの外国人労働者が行方不明者になるなど問題の多い技能実習制度が、2024年の国会で 新制度として生まれ変わる見通しです。改めて、ポイントを見ていきます。

・名称: 技能実習制度 ⇒ 育成就労制度(仮)

・主旨: 国際貢献(技能を実習生へ教る) ⇒ 外国人材の確保と育成(特定技能1号になる為の育成)

・転職: 原則不可 ⇒ 就労1年超、技能検定基礎級合格、日本語A1相当(N5相当)で同一業種内で可

・条件: 現行制度では、技能検定試験3級/専門級不合格者でも、実習を「良好に修了」で特定技能へ移行できるが、新制度では、技能検定試験3級、又は特定技能1号評価試験合格者と厳密になる見通し 。又、技能実習者の日本語能力についても、日本語能力A2(N5)相当以上が要件となる見通し

*現行制度の名ばかりの実習制度による、低賃金労働、使用者からの人権侵害等のトラブル、失踪、行方不明者 による不法労働は、少なからず改善されると思う。

*一方で雇う会社にとっては、これまで外国人労働者が負担していた現地国の送り出し機関への支払いを折半する案もあり 経済的な負担増や、やっと育てた外国人労働者に転職されてしまうリスクが高まるなどの懸念もある。

* 改正により、良い点、悪い点はあるが、外国人労働者を良くも悪くも受け入れなければ立ち行かない日本である以上、 外国人との共生に向けた重要なターニングポイントになるとポジテイブに捉えたい。

在留資格_技能実習制度” に対して1件のコメントがあります。

  1. こんにちは、これはコメントです。
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